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Arduinoの仲間達

ArduinoはCCで作られているので、2ndソースも豊富だ


Arduinoの全ては数え切れない程あるが、ここでは良く使われているものの例を示そう。
最も代表的なのは「UNO」、基本的なシールドはこのサイズに合わせて作られている。
その他に機器組み込みを考慮して、小さく作られたものが数種類ある。
ここで紹介するものは、概ねCPUに「ATmega328」を 搭載している。
その他には「ATmega256」を搭載して手足が70本もある(UNOは20本)大きなコントローラのシリーズや、「AtTiny」シリーズを搭載した超小型のシリーズもある。 公式なバリエーションは、ここをご覧ください。

 

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まず小型・組み込み用シリーズ
値段も手頃で使いやすいので僕はこれらを愛用している。
上から「nano」「pro/mini」「あちゃんでいいの」。
CPUにはATmega328を使っているので、基本的にはUNOと同じ性能だ。周辺のデバイスやコネクタを省略することで小型化、低コスト化を図っている。
実際、前2者は300円台〜2,000円台で入手できる。Arduinoシリーズは国内では定価(?)は3~4,000円と言うことになっているが、中国製のセカンドソースだと300円〜600円とビックリするくらい安いのだ。
「あちゃん」はaitendoのオリジナルで、CPUに発振器と最低限のコネクタを付けた構成だ。CPU無しのフルキットで299円、半実装のものだと100円〜と、安価だが、肝心のATmega328チップが230円〜400円と割高なので、ここが問題だ。

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次は秋月通商が扱っているUNOのコンパチ機である「Uncompatino」。
UNOの難点であるデジタル#2コネクタの半ピンずれた配置への対処とか、3.3Vへの対応など現実的な解決を盛り込んだ機体だ。
また、プートローダの書込もできるようになっていて、それなりに便利だ。
基板と部品のキットに分けて販売されている。
詳しくは、『作って遊べるArduino互換機』(ソシム社版、鈴木哲哉著)に全てが書いてある。なお同書を購入すると、基板が一枚付いてくる。
シールドに対する考え方など、独特の語り口が面白いので、一読の価値はあるかも知れない。

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UNOではスケッチの動作とシリアル通信を別のCPUで行っていたのに対して、このArduino Leonardoでは1つのCPUで行う様になっているので、パソコンとの通信をこれまでよりも柔軟に行う事ができるようになった。
USBのコネクタもフルサイズからマイクロUSBのB端子に変更になっていて、全体的にコストダウンを意識した構成になっている。
Arduino nanoがミニUSBコネクタ装備になっていてちょっと残念だったが、LeonardがマイクロUSBになっていて嬉しいと思うのは僕だけか?

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Arduino M0はAtmel ATSAMD21G18Aを搭載した、ARM Cortex M0+ CPUコアで強力だ。
ATmega328が32KBのプログラムメモリを搭載しているのに対して、M0は256KB(SRAMも32KB)とメモリもふんだんに使えので安心だ。CPUクロックも48MHzと、UNOに較べてかなり頭の良いマイコンになっている。
ただし、価格も5,000円台とかなり高価だ。

クリエイティブ・コモンズ(CC)

情報を共有することによって、技術の再利用と国際的な発展と促進を促そうと言うボリシー。
この場合、むやみに公開してしまうと知的所有権法や著作権法が障害になる。この法的問題を回避するための運動だ。
これらも詳細は、ここここに本家がある。


参考までにハードウェア・ソフトウェアの情報を。ただしこれらは僕の覚えであり、正確に改版を反映していない可能性があります。この通り作って動かないからと、怒らないで欲しい。